調査ではこんな機材を使っています
哺乳類調査の機材
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哺乳類調査では様々な道具を使用します。ネズミを捕まえるシャーマントラップやピットフォール、夜行性の動物を見る無人撮影機、コウモリを見るバットディテクターなど対象にあわせて日用品まで使いこなします。
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鳥類調査では、空や遠くの木にとまっている鳥を見るために、双眼鏡やフィールドスコープを使います。でも一番のアイテムは「耳」かもしれません。調査員は、たくさんの鳥の鳴き声を聞き分けます。
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植物調査では、メジャーやGPSを用いて自分の位置を確認しながら歩きます。測竿は高い木の高さを測れる優れたアイテムです。また双眼鏡やルーペを使って高い木の葉や小さい花を確認して種類を調べます。
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昆虫類調査では、捕虫網を用いて虫を採ります。虫は小さく木や草の中に隠れているので、カーテンやドラム缶で作ったライトトラップなどで待ち伏せも行います。ところで、三角紙は採った虫を包んで保管する折り紙のような紙なんです。
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魚類調査では、投網、刺網、定置網、タモ網、サデ網、地引網、延縄、セルビン、カゴ網などの網を使います。これらの道具は使用が制限されていることも多く、事前に使用許可を都道府県にもらう必要があります。
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底生動物調査では、Dフレームネット、タモ網、サーバネットなどの網を使います。魚類調査の網と似ていますが、魚よりも小さな水生昆虫用に網目が細かくなっています。ちなみに、貝や蟹も底生動物調査でよく採れます。
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生物調査では、生き物の種類に応じて特別な機材を使うこともあります。たとえば、バットディテクターはコウモリの超音波を人の耳でも聞こえるように変換してくれる器械です。吸虫管は、手では取りにくい小さな虫をなんとストローのように吸い込むんです!!
鳥類調査の機材
植物調査の機材
昆虫類調査の機材
魚類調査の機材
底生動物調査の機材
ちょっと変わった機材